2010年09月14日

お店をやっていると

わえら料理人は自分の作ったものをまず全部完食することはない。

いつも味を見るだけが往々にしておおい。

例えばコース料理でもその最初からさいごまでを自分で食べることはないと思う。

だから、お客さんの意見が大事になる。でも、すべてのお客にいちいち聞いてられないのも確かである。

万人によかったといってもらうことはなかなかできない。『おいしかったけど、物足りなかった。』『食べ過ぎて気持ち悪い。』

もっとすごいのは、そのときのお客さんおなかの具合である。『めっチャ腹減ったからくーぞー』のときもあれば、付き合いで食べるときもある。

ジャーー、どうする?はその店の判断と経験である。一番かんたんな例はカップル、男の人がフレンチを嫌がる理由に、料理が遅い、量が少ないが多い。

だから、うちはたいていの場合パンなども、ディナーの時は男の人には多い目にパンを出すし、ランチの進行が遅いときなども多い目にパンを出して次の料理までの間をつなぐ。事前予約でご飯がいい人にはもちらんご飯も出す。お肉なども男の人は気持ち多めに出しているときもある。

それと、もうひとつ大事なのは、お客様が望んでいることと(ご飯もそのひとつだが)、自分の出したい料理とのギャップである。

これが食べたいから来たのに、が店側に伝わっていないことも多いのである。

例えば、生ハムメロン、店側では『そんなんどこでもたべれるやん』とおもいがちであるが、

結構お客さんの中では、『オードブルで少しでいいから生ハムメロンが食べたい』と思ったりしている人も多いし、ないと、何かが足りないと思ったりするかたも、、、

だから、案外こちらが考えていることとは違った視点で喜んでくれたりするものなのである。かといって、自分カラーのない料理もよくない、結果『何を食べたのかわからんかった。』見たいなことがおこるのである。

具体的にはどうする?の答えはないが、それを経験でカバーできるように、がんばっていかなくてはいけないのである。

コース料理ならえび料理に牛ステーキ、デザートならいちご類、など和歌山では、はずしにくいのはたしかかも。

考えていたらいやになってきたのでやめる。

お店をやっていると


Posted by 松原亭のシェフ at 11:09│Comments(0)
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